家庭用レンジフードは、浅型や深型と呼ばれるタイプのものや換気扇タイプが主流です。それぞれの構造をしっかりと理解し、その適切な分解方法とパーツごとの洗浄方法を学び、想定される激しい油汚れに対応する洗剤と道具の選定を正確に行えるよう講習します。
キッチンには、ステンレス、焼き付け塗装板、陶磁器タイルなど様々な材質が使用されています。また想定される汚れは、油汚れ、水垢、カビ、錆など種類も多いため、汚れを落とすだけでなく、材質のツヤを落としてしまったり傷をつけない洗浄方法を講習します。ここでは、ガス台の五徳や魚焼きグリルに付着し炭化してしまったような激しい油汚れもしっかり落とせるよう講習します。
バスルームは、集合住宅で一般的なFRP製ユニットバスの他に、ステンレス、ホーロー、陶磁器、木、天然石など、多くの材質が使用されており、またそれに付着する汚れは、カビ、錆、皮脂・石鹸等の脂肪酸などで、これらの汚れが複合的に付着しています。
このように複合的に重なり合った汚れを、材質を傷めず確実に除去する事がバスルームクリーニングの目標となります。
ここではより高度な知識と技術が要求されますので、しっかり時間をかけて講習します。
トイレは、浴室と共に清潔感と衛生面に高い関心が持たれる部位です。特に、便器の裏部分に蓄積された汚れにより、バクテリアが発生し臭気の元になる場合があります。便器だけでなく、便座の取り付け部分や接合部など細部にも気を配り、汚れと共に臭いの発生も防ぎます。
洗面台クリーニングでは特殊なクリーニングはありませんが、取り外せる部品はしっかり外し、隅々まで丁寧にクリーニングする事が求められます。いかに素早く丁寧に作業を行えるか、常に考えながら講習します。